令和7年に入り、重大な労働災害が多発しています。 このたび広島労働局より、死亡災害が多発している状況に歯止めをかけ、同種災害の発生を防止するため、職場における労働安全衛活動の再点検呼びかけ等の協力を求める緊急要請が発布されました。 &nbsp; 令和6年に18件であった死亡災害が、令和7年1月に人ってから立て続けに5件発生し、また、死亡には至らなかったものの、複数人が同時被災する一酸化炭素中毒が疑われる災害や解体中の足場が倒れて複数人が同時彼災する災害が発生するなど、深刻な事態となっています。 死亡災害の型別では、「墜落・転落」2件、「飛来・落下」、「交通事故」、「はさまれ・巻き込まれ」各1件。産業別では運輪交通葉2件、建設業2件、商業1件となっています。 &nbsp; 詳細はいずれも調査中とのことですが、同種災害の発生防止のためには、どの産業においても作業全体のリスクアセスメントの実施及びその結果を踏まえた作業方法の決定、作業開始前の現場の状況確認と危険予知活動及び具体的な対策の実施、保護具の使用徹底といった労働安全衛生に関する基本的な対策の積み重ねが重要であると考えられます。 &nbsp; 各災害の詳細が判明した折には、改めて自主点検や再発防止対策の徹底を要請されることもあります。 この機に、各事業所における労働安全衛活動の再点検をお願いいたします。